南米ベネズエラで20日、大規模な24時間ストライキが実施されるなか、政府に対する抗議デモの参加者らと
警察が衝突し、少なくとも3人が死亡した。

 政治・経済の混乱が続く同国では、ニコラス・マドゥーロ大統領が新憲法制定のために30日に実施しようとしている
制憲議会選の中止を求める声が高まっている。

 20日のデモでは300人以上が逮捕されたとの情報がある。マドゥーロ大統領はストの実施は限定的だとした上で
ストを主導した人々は逮捕されるべきだと述べた。

 今年4月に野党勢力の抗議デモが活発化して以来、ベネズエラ全土で100人近くが死亡している。

 首都カラカスなど各地の都市で、デモ参加者がごみや家具を使って道路にバリケードを築いた。
野党指導者らは国民の85%がストライキに参加したと主張した。
しかし、カラカス市内の政府寄りの地域は、普段と変わらない様子で、店舗は営業を続け、街路では多くの人が行き交った。
公務員は通常通りの業務を続けたもよう。

 一部の都市では、警察がデモ参加者に向かって催涙ガスを使用。カラカス近郊で一人の死亡が伝えられたほか
北部の都市バレンシアで二人が死亡した。
地元の人権擁護団体によると、ベネズエラ全土で360人以上が逮捕された。

 隣国コロンビアやフランス、スペイン、米国や欧州連合(EU)はベネズエラ政府に対して制憲議会選の実施を
中止するよう求めているが、マドゥーロ大統領は呼びかけを拒否。テレビ演説で同大統領は、「勝利した」と主張し
国の主要セクターはストに参加しなかったと述べた。

 「労働が勝利した。愛、命、そして希望。労働は勝利した。働いたことのない彼ら(野党勢力)は働かないのを続けるがいい。
同志たちよ、我々は前進している」
マドゥーロ大統領はさらに、「ファシストのテロリストを全員捕まえるよう命令した」と語った。

 制憲議会は、野党が多数を占める国民議会を通さずに新憲法を制定する権限をもつことになる。

 野党政治家たちは、マドゥーロ大統領が制憲議会を使って権力に居座り続けようとしていると指摘する。
一方、大統領は新憲法が、機能まひに陥った国で対話を促進できると主張している。

 30日の選挙が近付くなか野党勢力は抗議デモを活発化させており、20日の24時間ストに加えて、22日にも大規模デモを予定している。

 国連のベネズエラ代表部高官のイサイアス・メディナ氏は20日、人権を侵害する母国政府のためには働けないとして辞任を表明した。
同国のラファエル・ラミレス国連大使は、メディナ氏が「不誠実」な行為を理由に解雇されたとしている。

 これに先立ち米州機構(OAS)のルイス・アルマグロ事務総長は、ベネズエラ情勢の「破滅的な悪化」を警告し
マドゥーロ政権が「血塗られた手」をしていると非難した。
アルマグロ事務総長は19日付の報告書で、「一人ひとりの拘束者、政治犯、拷問され殺された人の背後には、組織的な責任を負う人物が存在する」と述べた。
「皆が恐れながらも、口にする勇気がないのは、大量の流血に発展するだろうという我々の恐怖だ」

 アルマグロ事務局長はこれまでも、ベネズエラ政府に対する激しい批判を展開してきたことで知られる。

 BBC
 http://www.bbc.com/japanese/40678380

コメント一覧
社会主義国の末期を立派に再現してくれてますな
扇動してるのは韓国系ベネズエラ人だろうね
何度失敗しても理解しないバカサヨクって脳ミソあるのか
>>2
というか、原油高というアメリカ金融資本主義の都合で、バブルになった社会主義政権が、
そのカネで反米社会主義国家樹立を企てたのが矛盾ならば、